まちのおみやげ ::: ステッカー

下まち「京島」

まちのおみやげ：ステッカー（2012）　川村恵理・長冨将成・蓬生まり京島は、京成線・東武鉄道曳舟駅を出てすぐにある。駅の目の前にはイトーヨーカドーがあり、大通りを挟んで多数の飲食チェーン店が点在する。その向こうには京島全体を見降ろすかのようにそびえ立つスカイツリーがある。塔のてっぺんと下町とは時空がかけ離れているようにも感じられる。昔の建物と急速に開発が進んでいるビルとが混在している京島は、少し背伸びしているような印象がある。

京成線を挟み、大通りの逆側に目を移すと、下まち「京島」が姿を表す。踏切を越え、大通りを歩いていくと多数の個人経営の店が立ち並ぶ。子どもの声が響き渡る公園があり、近くに派手な色で装飾された「キラキラ通り」の文字と様々なお店から漂う匂いが入り混じる。響き渡る掛け声、そして大勢の買い物客。そこには昔から今に続く「人々の生活の跡」がある。

・つづきはPDF版で：　[まちのおみやげ]

さらにくわしい調査結果は、2012年2月3日（金）〜5日（日）に開催された「フィールドワーク展VIII：栞」（ギャラリー やさしい予感）で展示するとともに、成果をまとめた冊子『まちのおみやげ』（A5変型・24ページ）を配布しました。